7月8日は「なはの日」

沖縄県那覇市が2001年から実施しています^^語呂合わせだそうです。


沖縄と言えば今話題になっているのはアメリカの垂直離着陸機オスプレイの配備ですよね。

今日、先程分解したオスプレイ12機分を積んだ貨物船がハワイを出港したそうで、今月下旬には日本に到着、組み立てと試験飛行ののち、沖縄の基地に配備されるそうです。

7月8日は「なはの日」



V-22オスプレイ

アメリカのベル・ヘリコプター社とボーイングバートル(現ボーイング・ロータークラフト・システムズ)社が共同開発した軍用機で、回転翼の角度が変更できるティルトローター方式の垂直離着陸機です。

愛称の「オスプレイ」はタカの一種である「ミサゴ」のことなんだそうです☆


この機体、ローターと主翼は折りたたむことが可能で、サン・アントニオ級ドック型輸送揚陸艦ではヘリコプター甲板に4機、格納庫に1機の積載と、ヘリコプター甲板から同時に2機の発着が可能とされています。

2007年9月にイラク配備の為の輸送ではワスプ型強襲揚陸艦「ワスプ」に10機が積載されました。



問題とされている事故。。

第一回目の事故は1991年6月11日。試作5号機が初飛行時に左右に揺れながら離陸後、数メートルの高さから大きく機体を傾けてナセルとローターが接地し、機体は転覆して地上へ落ちました。火災も起きず、パイロット2名は脱出して軽傷で済みましたが、機体は失われました。

墜落原因は飛行制御システム(FCS)の3つのロールレイト・ジャイロの配線のうちの2つが逆に接続されていたミスと判明、3カ月後に試験飛行は再開されました。


第2回目の事故は1992年7月に試作4号機が気候試験でエグリン空軍基地からクアンティコ米海兵隊基地へ飛行中、着陸直前に右エンジンナセルから出火。制御を失った機体はポトマック川に頭から落ちて、乗っていた海兵隊員3名と民間人技術者4名全員が死亡しました。この影響でFSD機が全機飛行停止となります。

原因は潤滑油が漏れて、エンジンナセル内にたまっていた状態で着陸のために角度を動かしたため、オイルがエンジンの高温部に触れて発火したこのとされました。片方のエンジンが止まっても飛行が継続できるように左右を結ぶクロスリンク機構が備わっていましたが、火災の熱により複合素材製のシャフトが強度を失い破壊されたんだそうです。


第3回目の事故は、2000年4月8日に14号機が夜間侵攻での兵員輸送を想定した作戦試験時に墜落、乗員4名と米海兵隊員15名全員が死亡しました。

事故は、他のV-22の後続飛行しながらナセルを立てて着陸進入状態にあり、前方機が減速したので衝突を避けるため急減速、同時に急降下を行ったため、自らが生み出した下降気流によって揚力を失ったための墜落事故とされました。

この事故により、改良がくわえられその後も試験を続行、2000年8月に運用評価を完了します。

第4回目の事故は、2000年12月11日に海兵隊訓練部隊VMMT-204部隊所属の18号機が夜間飛行訓練中に森林地帯に墜落、搭乗していた海兵隊員4名全員が死亡しました。事故を受け、全機が飛行停止となりました。

原因は機体の構造的な問題とソフトウエアの問題、そしてパイロットが不適切な操作をしたためという、複合的な事象が重なって起きたものとされました。

この事故原因が明らかにされた後、油圧システムとPFCS(主飛行制御システム)の改良が施され、2002年5月に飛行停止は解除されました。


第5回目の事故は2009年5月27日、第204海兵中型ティルトローター訓練飛行隊所属のMV-22がノースカロライナで低空飛行訓練中、燃料切れで国立保護地区に緊急着陸し、その給油中にエンジンの排気熱で草地が燃えだし機体外壁を損傷しました。声明では損傷度合いは発表されませんでしたが、同機は翌28日昼には所属のニューリバー基地へと帰還しました。

第6回目の事故は、2010年4月8日、空軍特殊作戦軍所属のCV-22がアフガニスタン南部で夜間着陸の失敗で横転しました。搭乗していた20名のうち、乗員2名、陸軍レンジャーの兵士1名、民間人1名の4名が死亡しました。

事故が起きたのは暗視用ゴーグルを使った夜間の砂漠への着陸の最中だったため、ブラウンアウトによるパイロットの空間識失調ではないかと言われています

第7回目の事故は、2012年4月11日に米海兵隊のMV-22がモロッコの南方沖海上で強襲揚陸艦イオージマでの訓練中、離艦後に墜落しました。4名中2名死亡、2名重傷となりました。

第8回目の事故は、2012年6月13日に米空軍の垂直離着陸輸送機CV-22が南部フロリダ州で訓練中に墜落事故を起こし、乗員5名が負傷しました。


2012年の2件の事故については確かに、少なくともきちんとした調査報告と事後の対策を提示してもらわないと厳しい感じですよね。提示されたって、次いつ事故あるかわからないですもんね、これじゃ。反対意見も納得しちゃいます。

ただ、事故原因がハードと言うよりもハードを使いこなし切れていないソフトの問題のような気がするのは私だけでしょうか?w

どうも、人為的ミスから機械的な事故につながっているのがほとんどのような気がしちゃいます。

実際にハワイを出発しちゃった以上、日本には上陸しちゃうんでしょうが・・・・。

とにかくきちんとした調査をしたうえで改良をし、事故を起こしにくい機体に成長させて欲しいということと、操縦するパイロットの練度を少しでもレベルアップしてもらい、人為的なミスをとにかくなくす努力を切望しますね。


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